ダイエット法として、世の中に認知されている糖質制限ダイエットは、絶食と違って糖質だけを減らせばいいので手軽にできて成功しやすいのが魅力です。
そういう流れを受けて、コンビニなどで売られている食料品でも低糖質をアピールしている商品が開発されています。
食事で摂取したエネルギーが余れば脂肪になるのですから、糖質制限をすれば痩せられるのは当たり前といえます。だからこそ、高い効果が期待でき、体重を減らしたいスタイルを良くしたいと悩む女性に人気を得ました。
しかし成功したとしても、そのあとにはリバウンドで体重が増えてしまうし今度は痩せにくい体になってしまう恐れがあります。
なぜ糖質制限ダイエットにそのような落とし穴があるのか?
まず理由として挙げられるのが、体が糖質制限された状態に慣れてしまったからです。
脂肪になる余剰エネルギーをなくすためとはいえ、糖質を極端に減らせば体の内臓や組織を動かすためのエネルギーさえも不足してしまいます。
そうなると体はエネルギーを大量に消費しないように変化していき、脂肪を溜め込みやすくなります。その状態で、もとのように食事をすれば、たちまち脂肪が増えていきリバウンドが起きます。
また、エネルギーが不足しているときには筋肉に含まれるタンパク質が使われてしまうことがあり、そうなると基礎代謝が悪くなります。
基礎代謝によってエネルギーが消費できなくなると、それだけリバウンドしやすい体に変わっていきます。
糖質制限中は便秘に注意!
他には、食事の量が減ることで便の量が減り、そのうえ穀物に含まれる食物繊維も不足すれば便秘気味になります。
排便というのは体に溜め込んだ余計な水分や老廃物を排出するために必要です。もし、便秘が続くとそれによって自律神経の乱れが起きて代謝が落ちるし、水分・老廃物が体にとどまりむくみの原因になります。
こういったことから、せっかく糖質制限ダイエットを成功させたのであれば、リバウンドしないように筋力が落ちないようにトレーニングを同時に行いましょう。
そして、便秘を防ぐためにも、食物繊維は積極的に摂取しておくことが大切です。