ダイエットというと、多くの方が体重を落とすことに躍起になっているように見受けられます。
ダイエットは正しい方法でなければ健康を損なうだけでなく、リバウンドして体重が増加してしまう場合もあります。
もちろん明らかに標準体重をオーバーしている方は、まずは体重を落とすことが重要ですが、必要以上に減量するのは良いダイエットとは言えません。
無理なダイエットでは理想を得ることはできない
標準体重を維持している人や少ない体重の人でも、さらなるダイエットに取り組む人が後を絶ちません。
「痩せ型体型は美しい」という価値観があるために、標準体重以上に体重を減らすため、ダイエットを続ける人もいます。
標準体重よりずっと体重を減らせば、痩せてきれいになれると考えている人は、ダイエットの手を休めることはありません。
このような無理のあるダイエットでは、本当に美しい体型は手に入れることはできません。
理想の体型は人ぞれぞれ
筋肉は脂肪より重くできていますので、標準体重でも筋肉が多い人より脂肪が多い人の方が、外見はややふくよかに見えるといいます。
実際はそれほど太っておらず、肥満体型ではなくても、筋肉が多いために体重の数字が大きいこともあります。
理想の体型は個人的な主観によっても、ずいぶんと変わってきます。
適度な筋肉をつけたいという人もいますし、とにかくスラリとほっそりしたい方もいます。
標準体重は明確な指針がありますが、体型に関してはどういった体型が好ましいかは人によりけりです。
痩せすぎようとせず、標準体重を目指しましょう
必要以上に痩せ細った体は不健康そうに見え、人によっては太ももやお尻、ウエストなど肝心の部位にだらしなく脂肪がついていることもあります。
過剰なダイエットというのは、こういった良くない結果に至ることがしばしば起こりうるのです。
重要なのは、標準体重を維持しながら、そのうえで理想的な体型を造り上げていくということです。
体重を減らすことだけを主眼に置くのではなく、ストレッチや筋トレで体型を整えたり、食事に気を配るようにもしましょう。
確実性の高いダイエットをするためにも、標準体重を視野に入れて、痩せすぎないダイエットに取り組むことです。
まずは標準体重を知っておきましょう
健康のために体重や体型を調整するのであれば、まずは標準体重を知っておく必要があります。
現在、各国で盛んに用いられている標準体重の求め方はBMI法というものです。
BMIは、標準体重を決めるために使うことになっている式があります。
高血圧や血中の高コレステロールだげでなく、耐糖能異常や肝障害が起きにくい状態とは、BMI22であるという調査結果を出しているところも存在しているといいます。
BMIを求める時には、体脂肪率は考慮されていません。
この考え方は、筋肉量の多い少ないに関係なく同じ結果が出ると考えられます。